第1章

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──10分後── やっと注文した大量の甘味達が少女の元へと来た。 そして、 「いっただっきまーす!!」 と言い、 味わう……と言うよりも 胃に流し込む勢いで、甘味を食べていった。 その少女の姿は、まさに 〝優雅な一時〟という言葉にピッタリな程、 周りに花を咲かせていた。 だが、そんな優雅な一時を邪魔する者がいた。 《ガシャーンッ!!!!!》 「貴様ァ!!何をしやがる!!!!!」 「も、申し訳ありません!!!!」 何か、皿のような物が割れた音がしたとたんに、 男の怒声と、女の悲鳴に似た謝罪の声が、店内に響いた。
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