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午前の授業も終わり、昼休みの時間になった。
そういえば朝、運よく調達できた五百円が財布にあったな。
「狛ッチ~~!購買行っこうよっ!」
テルは、教科書を片付けている俺の前に来て、ポニーテールを揺らしながら、俺の机をバシバシ叩く。
「わかったから止めろ。で、久住はどうした?」
最前列の一番窓際にある俺の席から斜め後ろに久住の席がある。
久住はというと、教室間の移動時間も含めて一限目からぶっ通しで眠っていたようだ。
昼休みなのに起きる気配がしない。
「ずぅっとあんななんだよ~~。ねぇ、狛ッチが起こして来てよ」
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