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ピピピ、ピピピ--
無機質な携帯のアラームに、俺はベットに呼び戻された。
「…また、しょうもない夢見ちまったな」
携帯のアラームを切って、まだ起きていない重い身体をベットから立ち上がらせる。
着替えを済ませて、リビングへ。
一人きりの朝食をとる。
メニューは近くのコンビニの菓子パン、栄養ドリンク。
以上。
家族はいるが、父は外国に長期出張、母はその世話係、姉はバリバリの大学生。
大学が遠くにある名門大学なので、その近くにアパートを借りて生活している。
それゆえいたって平凡な高校ニ年生、狛知 獅朗(こまち しろう)は、こんなただっ広い家でもそもそと一人暮らし生活をエンジョイしているのである。
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