ホスト部最大の危機

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「しかしこの広い学園の中であのぬいぐるみ探すってのも大変だよね」 校舎から外に出て、ハルヒたちは広い庭を捜索していた。 「特にハニー先輩って行動が読めないからどこにあるのか…」 光は木の茂みを探して溜め息をつく。 馨もそれに付いてベンチのある辺りを探す。 3人で黙々と作業を続けているが、すぐに常陸院ブラザースが腰を上げる。 「「…飽きた」」 光と馨が同時に言う。 「2人共、見つからなかったら大変だよ…」 「「うっ…!!」」 常陸院ブラザースが石化したのを見かねてハルヒがその意見に賛同する。 「でもハニー先輩のよくいる所はだいたい探したから一旦戻ろっか?」 「「賛成っ!」」 にこっと笑って2人はさっさと校舎に戻っていく。 ハルヒはもう一度庭を見渡す。 すると草の茂みからうさぎが姿を現す。 「あ、うさぎ…」 『ハルヒー、早く戻るぞ!』 うさぎに近寄ろうとしたハルヒを馨が呼ぶ。 「あ、うん!今行く!」 ハルヒもうさぎに背を向けて校舎に向かって走り出した。
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