-プロローグ-

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米国、某所に存在する、地下研究施設。 ?「竜崎、君にやって貰いたい仕事がある」 その部屋は、いくつもの棚が並び薬品や医療器具などが置いてあり、一つのベッドの上に竜崎と呼ばれた男が寝ている。 竜崎は体を起こす。 竜崎「大佐。またですか?」 大佐……と呼ばれた男はベッドの横に立ち、竜崎を見下ろす。 大佐「すまない、また問題が起きてしまった…」 困ったような表情を浮かべる大佐。 しかし竜崎はその表情を気にせずに言い放つ。 竜崎「この前も大佐に頼まれて、現地の友軍部隊に気付かれないように敵軍一個中隊を壊滅させたんですよ?……一人で…」 中隊とは、二百人程度の歩兵で構成される部隊の事だ。 それを一人で壊滅させるのは、不可能を通り越して自殺行為である。
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