第一章 上京

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――――――ロゼッタ 私の名前はロゼッタ。 小さい頃、母親に捨てられさ迷ってサマールタウンに着いた。 「凄い街だなー。魔法がいっぱい。」 なんて言っているといきなり隣の男性から 「君は魔法使えるの?」と言ってきた。 当然私はごくごく普通の一般人で魔法は使えないから…… 「つ、使えません」 とキッパリ言うと 男性の方から 「今パートナーを探していて」 と言ってきた。 私はせっかく誘われてるのに断る事を出来ずに 「な、なんで私なんですか?」 「魔法使いのパートナーは女性じゃないといけないから」 「それなら他にいますよ……」 「君がいいんだ。俺は一度決めたら諦めない主義だから。」 「で、でもなー……まあ、お母さんはいないしお父さんもいないし独りで生きてもさみしいだけだしいいか……」
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