Ⅰ 

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 「だ、旦那様ぁ!!!!!  奥様ー!!!!!」  歳をとった男は、めーいっぱい声を上げた。  悲鳴のような声を上げた。  『じぃやぁー。』  「ひぃ!!!  ひ、姫様っっ」  クスクスと笑う少女は、ひたひたとドアの方へ向かっていく。  『なんで逃げるのぉ…?  …きひひひひひっ』  「姫様……!  しっかりして下さいませ…」  『ねぇ…  シリアの事怖いー?  怖くなっちゃったぁ???』    『きひひひ…     怖いかぁー…ひひ    大丈夫だぉー。   もう終わりにしてあげる。』      -ドサッ-
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