Chapter1.なんでもないアイツ

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「うーん……秘密」 「はー?ケチ」 「教えてよ涼子ちゃーん、気になるじゃん」 それから私と優がどんなにしつこく聞いても、秘密、か笑って誤魔化すだけだった。 涼子の好きな人……誰だろ……気になる 涼子と関わりのある色んな男子の顔を思い浮かべたがどれもしっくりとこなかった。 でも涼子も恋してるんだ。 なんだか私だけ仲間外れになったような気分になって、お母さんが炒めたタコさんになってないただのウィンナーにガブリと噛み付いた。
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