タイトルと主題歌

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『よく来たな異世界の客人よ、 我々は秘密結社デスソード、 私はその首領デスマスターだ。 先ずは君を歓迎しよう。』 仕事場へ向かう通勤電車で うたた寝して起きたらコンクリートが 剥き出しの部屋の中で 突っ立ってたとか 何故か全身黒ずくめロングコートに サングラス、シルクハットを 着込んだ集団に囲まれてて おまけに壁際には今時子供向けの 番組ですらお目にかからない カラフルなボタンと大きなリールが 2つ付いたコンピューターらしき 物体が設置された部屋に 絶賛放置中なこの状況。 突っ込むべき点が選り取り見取り過ぎて どこから手を着ければいいのか わからないのだがとりあえず。 「……壁が喋った。」 黒い剣に幾何学的な模様で 目玉を模した絵が描かれた壁から 人の声が聞こえる。 『顔を見せないのには訳あっての事 素顔を晒す訳にはいかないのだ 声だけで勘弁してもらおう。』 まあそれはいいんだけどさ 宗教的理由とか顔を見られる事に 精神的ストレスを感じる人も いるだろうし。
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