◆面倒事は嫌いです

16/16
前へ
/117ページ
次へ
「あぁ、貴方の携帯に不本意ですが私のアドレスをいれておきました。無視されるのは結構ですが、その時点でこの話はなかった事になります。 貴方はパーティーで大事な取引相手の奥方に恥をかかせ、霧ヶ峰は漣から手を引かせます。それだけの話ですから、その下半身と直結した脳ミソに叩きこんで置いて下さい。では」 「え!は!?あぁ゛!?ちょ…」 何か言ってましたが、構わずに扉を閉めたら… 「はぁぁぁぁぁ!?」 まだ叫ぶ元気があったようですね。やっぱりトドメを刺しておけばよかったです。 ……そんな事を数週間、 流石に私に触るのは慣れたようで、掴みかかってくるようになりました。 ではそろそろ、きちんとおもてなしの練習でもしないといけないですね。 そう考えて、普通の挨拶から始めましたが… 「……………だあ!」 「………」 握手をした途端、全身に鳥肌がたち飛び退いていきました。 …マジに突き落とすぞ、テメー。 どうやら、また振り出しに戻ったようです。 ,
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1130人が本棚に入れています
本棚に追加