20時すぎ・姉の会社へ

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20時すぎ・姉の会社へ

姉「古い建物だからすきま風入るし寒いよ?」 そう言われたがひとりでいるよりも心強かったので 「大丈夫」 と答えた。暖房器具も地震の影響で使えなくなっていた 姉と二人で話してると社長さんがカップラーメン(ミニサイズ)とお水を分けてくださった。あまり食欲はなかったが、いつ帰れるかわからないのでゆっくりだが食べることに。 地震が起きて、シャッターが閉まった駅から歩く間、考えるとファストフード・ファミレスはブラインドが降りてたな…と今更思った。 ファストフードやファミレスは「徒歩帰宅者支援店」みたいのじゃなかったかな? それとも在庫切れで出せるものが無かったのだろうか…はたまた店内が大変なことになってたのか…今ではわからないが考えていた 姉「少し寝た方がいいよ」 そう言われたが眠気は一向に来なかった。仕方ないので携帯の情報を見るがなかなか電波が届かず、ネットも繋がりにくい。 姉の会社の方が続々きたので挨拶する その間も余震が続き建物がミシミシ音を立てる 携帯の充電だけがなくなっていく
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