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沖「ごめんって…おあいこで…いいだろ?」
沙「しょーがないなー」
沖「マジ?」
沙「そのかわり…」
沙紀が少し俯いてすぐに満面の笑みを向けてきた。
沙「ケーキ奢って❤」
沖「そのぐらいいつでも奢ってやるよ」
俺はニッと笑った。
沙「ぃやったぁ!!」
跳び跳ねて喜ぶ沙紀を見て自然と顔が綻んだ。
沙「じゃぁ行こ?」
沖「これからか……まぁいっか…
行くぞ!」
今日くらいバイトをサボってもいいかななんて思えてしまった。
………
それから俺と沙紀は今まで以上仲好くなった。
帰りはいつもどちらからでもなく手を繋いで帰ったりした。
ずっと沙紀に触れていたくて…
家に着いたら離さなくちゃいけないのは分かってる。
この手を離すと切なくなる。
分かってる…わかってるケド繋いでしまう。
…君はどう思ってるんだろ…?
俺と同じように大好きだと想ってくれているだろうか
………
ある日俺は決意をかためて君に言ったんだ。
"好きだ"って
沖「沙紀のコトが大好きだ」
って…そしたら
沙「いつまで待たせるのかと思った…
私も大好きだよ?」
沖「あの……卒業、したら…//////」
沢山練習したのに…肝心なとこが…
沙「ふぅ…しょーがないなぁ」
沙紀は顔を赤くしながら
沙「…私と結婚してください///」
俺は照れて言葉に出せなかったけど…伝わっていた。
カッコ悪いけど、これはこれで俺らしいと思った。
俺は沙紀を抱き締めた。
沖「…俺の答え…///」
沙「///私…今すっごい幸せ……
ありがとう
…ありがとう…」
そう照れながら言ってくれた。
………
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