天災?科学者 松戸先生

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明らかにおもしろがっている二人に少し苛立ちを覚え、自分のかばんを乱暴に引っつかみ部室を後にする。 ―――――――――――――― 第三理科室~ 俺が呼び出された第三理科室は人気の少ない三階の奥に位置していた。 そこには何やら他の空間とは雰囲気を異とするような違和感があった。 まるでそこだけが異世界のような感じまでもする。 若干緊張しながらも、1度深く深呼吸をしたのち、2、3度扉をノックして理科室に入る。 扉を開けて中に入った瞬間、その中の異業さにおもわず立ちすくむ。 理科室の中には、普通の理科室では絶対に見られないような機器が数多く鎮座していた。 何を測っているのか分からないようなメーターがあちこちにあり、さらにそこから伸びる電極は何やらよくわからない機器に直結している。 さらにその機器からは黄色い煙がモクモクと立ち込めており、誰がどうみても危ない状態だ。 さらに理科室の後ろの方を見ると窓際に置いてあるプランサーに無数の白い十字架が刺さっていた。 明らかに理科室だとは思えない室内に教室を間違えたとのだと自分に言い聞かせ、理科室を後にしようとするが、開けたままにしておいたはずの扉はいつの間にか閉まっており、開けようとしても鍵がかかっているらしく開くことはない。 現在の明らかに異常な状態に冷や汗をかく。なぜいきなり扉がしまり、そして俺が閉じ込められたのか見当もつかない。 俺がなんとか脱出を試みようとしているとどこからか男性の声が聞こえてくる。 ?「オホン、いや~よく来たね武藤 遊一君!私の実験室に」 俺が振り返るとそこにはスーツにワイシャツ姿でさらにワイシャツの上から白衣を着た中年男性、もとい松戸先生が立っていた。
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