LESSON:4 -another- ナグサメ(日速side)

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「なにすっ…!?」 悠灯が真っ赤になっている。 …もしかして、初めてか? 「なに、キスマークはじめて?」 悠灯が恥ずかしそうに目を反らした。 「・・・・ばか。」 (うわ、なんだそれ。サイコーかよ。) その顔が可愛いすぎて、その赤い花びらに口づけ、咥内で愛でる。 「ちょっ…やだ…!」 やめてなど、やらない。 そのままさくら色にターゲット変更。 「またっ…そこ…! どんだけ好きなんだよ!!!」 「このくらい??」 非難されたのが楽しくて、ちゅっと何度も吸いついては、ベロリと舐める。 「ひぃッ…ぁッ…ぁッ…!」 少しずつ、声も抑えられなくなってきていて、俺の気持ちを更に昂ぶらせていく。 「悠灯だって、好きだろ? ・・・ココ。」 そうやって嫌がりつつも、感じている姿がたまらない。 やっぱり俺はSらしい。 悠灯の恥ずかしがってる泣き顔が見たい…なんて。 ド変態でSとしか言えない。 (我ながら救えねぇな・・・) 「誰がッ…!!」 「感じるんだろ、ココ。」 少し歯を立てて、転がして弄ってやると何度もカラダをびくつかせがら感じてくれた。 (うわ…マジたまんねぇ) 「うッ…ァ!! そん…な…したら…っ! だめ、だっ、て・・・!」 俺の髪を掻き乱しながら抵抗する悠灯は、余計に俺の加虐心を駆り立たせる。 そんな風に髪をぐっしゃぐしゃにされると俺はもっとお前をめちゃめちゃにしたくなる…なーんて。 ・・・もう十分、めちゃめちゃにしてしまっているのだが。 「・・・認めりゃいいのによ」 「・・・は、ふ」 あんまりいじめるとかわいそうだからやめてやると、悠灯は真っ赤な顔で荒い呼吸を繰り返していた。 もちろん潤んだ目で俺を見つめながら。 (コイツ…マジ敏感過ぎだろ。) 「…ん…ひず……んぅっ!」 悠灯があまりにも可愛い声で俺を呼ぼうとしたもんだから、思わずその口を塞いだ。 じゃないと、俺が先にイッちまう! キスに対する悠灯の抵抗はもうない。 これで悠灯から絡み付いてきたらサイコーなんだが…こんな深いキス、悠灯は慣れていないのだろうから、別に今の慣れてない可愛いままでも全然いい。
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