LESSON:4 -another- ナグサメ(日速side)

20/24
前へ
/454ページ
次へ
にしても… まさかここまで乱れてくれるとは… 元々、弱ってるから…っていうはもちろんなんだが。 …俺は、それなりに受け入れられていると捉えていいんだよな?? 悠灯は、誰にでもこんな風に乱れた姿を晒してしまう奴ではない。 俺は普段からコイツに抱き着いたりしてるし、キスなんか実は数え切れないくらいしてる。寝ている間にこっそり。 まぁ…要するに寝込み襲ってるって意味になるが。 (身体は俺を受け入れてる…なんてな。) 実際、悠灯のカラダが熱をおびていることには気付いている。 さりげなく擦るようにしたり、さりげなく圧迫したりと地味に刺激を与えつつ、色んなところを攻めていたのだから、当然の反応。 …さっきヌいたのにこうなるんだからかなりよかったのか。 コイツは基本淡白なようだが、快感には人一倍敏感みたいだ。 自分からそういう気分にはあまりならないものの、いざ攻められればスイッチが入ってしまうといったところか。 (なんだそれ、エロすぎる…) 淡白っていうレベルも、なんでも割と長い期間放っておいても意外と大丈夫だとか(生理現象は除く)。 ヤりたいお年頃の男子高校生が長期間放置できるなんて、どんだけだよ。 俺なんかほぼ毎日だというのに。 (まず…オカズ、お前だし。) …今日のこれの所為で、さらに頻度が増えそうなのだが。 「もう…イけよ…悠灯…。」 そう言って口づけながら、少し熱を帯びたそこに手を伸ばし、軽くヌきはじめる。 キスしながら、悠灯のくぐもった声を飲み込む。 その声飲むだけで腹いっぱいになれる気がする。 少しスピードを上げると、弱々しい力で腕をつかまれた。 唇を離し、悠灯を見ると… 「ごめ…ひ…ずみ…怖…い…。」 悠灯が泣きながら震えていた。 泣きながら俺に縋り付く姿は、可愛かった。 でも、泣かせてしまったなんて、俺はなんてダメなんだ…。 結局、俺ばっかり満たされてしまった。 俺が強引に悠灯を乱してしまった。 悠灯はほとんどが初めてだったんだろうから、怖かったんだろう。 少なくとも、男にこんなことはされたことはなかっただろうに。 それを踏まえず、あそこまでやってしまい、若干の罪悪感。
/454ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1125人が本棚に入れています
本棚に追加