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「そっか、ごめんごめん」
全然反省してない感、満載で謝られても…。
「………」
拗ねている事に気付いたのか、急にグッと抱き寄せられて、すっぽりと腕のなかに収まってしまうと、そんな事など、どうでもよくなってしまって…。
「ごめんね、紫峰。だってさ、紫峰が拗ねると可愛いんだもん」
つい、意地悪したくなっちゃってさ…。
って、急に名前を呼ぶなんて…。
「…ズルイよ。怒れないじゃん…」
「んふふ。だってオイラの作戦だもん」
ニッコリと優しく微笑むから、魅惑的なその笑顔にクラクラする。
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