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「ほら、由美ちゃんも履いて。」
由美ちゃんを玄関で見送ったあと家の門の前でウロウロしている女がいた。
「どちらさま?」
俺が話かけると
「さ、佐藤さんのお家ですか?」
「・・・そうですけど」
「あ、あたし今日から佐藤雅功くんの家庭教師になります藤田みらいといいます。」
「家庭教師?あぁ、じゃあ中にどうぞ。」
家庭教師か。
俺も高校の時、つけられたな。
俺はその家庭教師と名乗る女を玄関に招いた。
え?
か、か、かわいい。
外は暗くてよく見えなかったけど玄関の明かりで顔が・・・・めちゃくちゃ好みだ。
ス、スタイルもいいし。
「あ、あの~親御さん呼んでいただいても?」
「あっ、ああ!はいっ!ちょっとお待ちを!」
ああ・・・いいな。
雅功のやつ!あんなかわいい家庭教師!
俺なんか男だったし!
俺が部屋で悶々としていると隣の部屋から話し声が聞こえてきた。
《じゃあちょっとお手洗い借りるわね。このページやっといてね。》
ガチャ
部屋を出た!
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