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雄「三階の敵はE・Fクラスの仲間が抑えてくれる。二階の敵はDクラスが抑えてくれる手筈になってはいるが…。」
秀「Dクラスだけだと少々厳しいじゃろうな。」
教師側も各クラスの生徒の強さに応じて戦力を配置している。Cクラス抜きでの二階突破は厳しいだろう。
明「でも、ここまできたらやるしかないよ。」
雄「勿論そのつもりだ。それで、二階を突破すると-」
会「…………高橋先生。」
雄「そうだ。学年主任の高橋女史が率いる一階教師陣だ。恐らくここには翔子や姫路、赤山と工藤愛子もいるだろう。」
高橋女史か。あの人だけでBクラス全員を相手にしてもお釣りがくるだろう。
雄「明久とムッツリーニ、光と余裕があれば純平を通す一瞬の隙は俺が作る。だが、高橋女史や翔子たちをそのまま足止めするのは不可能だと思ってくれ。」
純「俺って一応いればいいてきなポジションなのかな?」
雄二が一人で四人を止められるとは思えない。いや、絶対に四人ではないだろう。もっと多くのAクラス女子がいる可能性だって充分ある。そこでの足止めがどれだけ困難か、考えるのも馬鹿らしい。
秀「じゃが、足止めできねば…。」
雄「ああ。明久とムッツリーニ、光は前後を挟まれて終わりだ。作戦は失敗。俺は翔子に残りの人生を奪われ、明久と光は変態として生きていくことになる。」
秀「作戦が失敗しても大して現状と変わらん気がするのじゃが…?」
純「確かに。」
なんてことを言うんだ。
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