俺と覗きと強化合宿《四日目》

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雄「とにかく、高橋女史は根性でなんとかするしかない。A・Bクラスが協力してくれたら勝機は充分にあるんだが。」 秀「ふむ。Aクラスはともかく、Bクラスは大丈夫じゃろ。きちんと全員が、特に代表格が女に興味を持っておるからの。あの写真が効くはずじゃ。」 明「あははっ。秀吉の言い方だとAクラスの男子代表格は女の子に興味がないみたいだよ?」 「「「「「…………」」」」」 これは目をそらすしかあるまい。 雄「そこまで行ったらあとはお前たちの仕事だ。わかっているな?」 会「…………大島先生を倒す。」 明「そして僕は鉄人、だね?」 光「今度こそ兄さんを倒す。」 正直今までの戦いでもこれほど厳しいものはなかった。今回はあまりにも不確定要素が多すぎる。でも、 会「…………大丈夫。きっとうまくいく。」 明「うん。」 雄「当然だな。」 秀「じゃな。」 光「会長の言う通り。」 純「そうだな。」 このメンバーなら何でもできる気がする。不可能を可能にできる気がする。 -ピピッ どこかで電子音が聞こえた。これは八時を告げる時報。戦闘開始の合図だ。 雄「よし。てめぇら、気合は入っているか!」 「「「「「おうっ!」」」」」 雄「女子も教師も、AクラスもFクラスも関係ねぇ!男の底力、とくと見せてやろうじゃねぇか!」 「「「「「おうっ!」」」」」 雄「これがラストチャンスだ!俺たち六人から始まったこの騒ぎ、勝利で幕を閉じる以外の結果はありえねぇ!」 「「「「「当然だっ!」」」」」 雄「強化合宿第四夜・最終決戦、出陣るぞっ!」 「「「「「よっしゃぁーっ!!」」」」」 強化合宿四日目二〇〇〇時。今、覗きを巡る最後の勝負が始まろうとしていた。 ガチャ 純「兄ちゃ~ん。」 と、ここであらぬ来客が来た。
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