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光side
『いたわっ!主犯格五人組よ!』
『長谷川先生!向こうの四人をやります!』
部屋を出てすぐのところに長谷川先生率いる女子部隊が展開されていた。どうやら俺らは徹底的にマークされているみたいだ。
雄「ふん、雑兵どもが。この俺に敵うと思うなよ。-試獣召喚!」
先行してきた女子二名に対して雄二が召喚獣を展開する。相手は見たところEクラスあたりの女子だ。二ヶ月前ならともかく、今の雄二に敵対する力はない。
『数学勝負
Eクラス古河あゆみ&源涼香VSFクラス坂本雄二
83点&77点VS224点 』
雄「勉強してから出直しやがれっ!」
『『きゃぁああーっ!』』
雄二の召喚獣が素早い動きで接近し、それぞれに拳を叩き込む。ただの一撃で決着はついた。試召戦争の経験もないEクラスが勝てる相手じゃない。
長「坂本君!待ちなさい!」
倒された女子二名に遅れてこのグループの頭の長谷川先生が縋ってきた。でも、その動き一瞬遅い!
須「長谷川先生。残念ながらここは通しませんよ。」
長谷川先生と俺らの間に割って入ってきたのはクラスメイトの須川たちだった。
須「吉井、坂本!ここは任せて先に行け!試獣召喚っ!」
『『『試獣召喚っ!』』』
壁を作るように須川たちが召喚獣を並べる。
明「頼むよ須川君!」
光「頼んだぞ須川!」
須「任せろ!それより、きちんと鉄人と田白先生を倒しておけよ!そうじゃないとここを片付けた後で覗きに行けないからな!」
明「わかってるよ!女子風呂でまた会おう!」
光「おう!女子風呂でな!」
須川たちに背を向け廊下を走る俺たち。後ろからは教師を前にして一歩も退かない勇士たちの怒号が響いてきた。
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