プロローグ

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(あ~もう!あんなやつのこと考えるだけで時間の無駄だわ!!早く家に帰ってゆっくりしよ!) 幸い、会社から自宅までの距離は十分もかからない。 夜もふけている為、恵子は足早に帰ろうとする。 彼女はいつもと同じ帰路についていた。 だがそんな中、彼女は一つの違和感を感じた。 (もうだいぶ歩いてるのに、まだ家につかないの?普段ならそろそろ家についてもいい頃なのに.........) 恵子は不審に思っていた。 会社から自宅までは単純な一本道のため、迷うはずがない。 (それに結構歩いたと思うんだけど........今何時かしら??) 彼女はふと、自分の腕時計に目をやる。 (え?!) 時計を確認した恵子は、目を疑った。 時計の針が六時をさしていたのである。
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