タロット会議

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「ふーん、そうなの?」 パチュリーは楽しそうに言った。 「そうなんです」 僕はそう言って紅茶を味わう。 実際、まだ全ての悩みを解決しているとは言えない。 でも解決したものだってある。 僕はタロットカードを全て揃えようと思う。 本当にもう迷いはないのか?と言われたら、まだほんの少しあることはある。 でもそうやっていつまでも考え込んだって先には進まない。 咲夜さんに言われた言葉を思い出す。 咲夜さんの言葉とパチュリーとの相談、僕はそれにより前に進むことを選んだ。 「パチュリー、今日は相談相手になってくれてありがとう」 相談して良かったと本当に思う。 相談相手がいるのとのいないのとでは、気持ちの負荷が全然違う。 相談する前までは胸中の悩みはパンクしてしまいそうなほどだったけど、今ではガス抜きをした後のように清々しい。 「いいのよ。相談相手くらいならいつでもしてあげるわ」 「本当にっ?」 「ええ、いいわよ。その代わり図書館の整理を手伝って欲しいわねぇ」 パチュリーは小悪魔的な笑みを浮かべてそう言う。 「うっ……この図書館のせ、整理を……?」
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