帰り道

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ある日の放課後 ミウは音楽を聴きながら家まで続く道を歩いていた 「ミウー!」 ミウが後ろを振り向くと、自転車に乗ったサトシがやって来た 「サトシ!?今日は部活じゃなかった?」 「サボってきた♪(小声)」 「サボってきたって…。大丈夫なん?」 「俺まだ1年やし野球部人数多いからかまへんかまへん♪で、今日はチャリやないん?」 「サトシは今日朝練行ってたから知らないか…。実はね、家から出ようとしたらタイヤがパンクしてることに気づいて…。で、歩いても十分行ける距離だから歩いてきたの!」 「そっか…。タイヤパンクしたら明日からまた俺と一緒に学校行けんね」 「大丈夫大丈夫!お母さんに頼んで修理に出してもらってるから!」 「良かったな。あ、後ろ乗ってく?」 そう言ってサトシは荷台を指差した 「ありがとっ!」 ミウは荷台に横のりした
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