328人が本棚に入れています
本棚に追加
その日から
毎日サクラはコウタの病室に遊びに来るようになった。
しかも、サクラはコウタ同様バガラリー大好き少女だった。
お互い心に残ったシーンを話し合ったり、病室のテレビでバガラリーを観たりもした。
そして…
ノゾミ「お兄ちゃん!元気?」
サクラ「ノゾミちゃん!こんちは~!」
ガバッ スリスリ
ノゾミ「サクラおねぇちゃん。くすぐったいよ!」
サクラ「もう可愛すぎるからもっと頬擦りしちゃうもん!ほーらスリスリスリスリ…」
ノゾミ「きゃははははは!」
一瞬、ここが病室であるということを忘れてしまいそうな光景
しかし、あまり煩くすると迷惑なので…
コウタ「はいはい。スキンシップタイム終了ー!。サクラ、離れなさい」
サクラ「ほいほーい!」
看護婦「あらあらサクラさん。やっぱりココだったのね。検査の時間ですよ」
サクラ「およ?もう?。じゃあねコウタ、ノゾミちゃん!。では、植木サクラ!処置室に参ります!」
笑顔で手を振るサクラに、二人も笑顔で手を振る
看護婦「…ほんとあなた達はサクラさんと仲がいいのね。」
コウタ「えぇ。おかげで楽しい入院生活が送れてます」
ノゾミ「お兄ちゃんはサクラお姉ちゃんの事が好きなんだよね。」
コウタ「へ!な、何をおっしゃるウサギさん!」
ノゾミ「私が気付かないと思ったの?。お兄ちゃんがサクラお姉ちゃんを見る視線は恋する男子そのものだよ。」
コウタ「はうっ」
看護婦「ふふ。出来た妹さんね。」
コウタ「はうう」
看護婦「……ねぇ…コウタ君。話しておきたいことがあるの。」
コウタ「なんですか?」
看護婦「…実はね」
看護婦はゆっくりと語りだした
最初のコメントを投稿しよう!