サキヨミ

回避

さっきまで自転車に乗っていたのに。

肉片になった自分を上空から見ている

一瞬でそこに至ったような感覚だったが、なぜそうなったか思いだそうとした。

死ぬ直前に左の立体駐車場から車がかなりのスピードで降りてきた。

左から突っ込まれて車道に飛ばされた私は、車道を走っていた車に踏み潰された。

ギュラリーが集まっていた。

「えっ？俺、こんな終わり方？」

と、上空で思ったところで目が覚めた。