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「あの!」
下校中に突然後ろからかけられた"女子"の声にふりかえる俺……の隣のアイツ
俺はこの呼び掛けが決して俺に対するものじゃないことが分かっているため気に止めずにスタスタと歩き続ける
振り替えればどうせ顔を真っ赤にした女の子がいるのだろう
あぁ、やだやだ
「ちょっと冬真!」
さっきまで隣のを歩いていたアイツ、水無月勇士(ミナヅキ ユウシ) が『待って』と叫ぶのも気にせずに歩く
「勇士、俺は先に行く。
テメェは俺なんかに構ってねぇでその子の話を聞いてやれ、このクソリア充野郎。死ね。」
「ひどいなおい!」
また後ろからヤツが何か叫ぶのが聞こえたが無視
「……―好きです!」
その後、女の子の声がハッキリ聞こえた
もう聞き飽きて、やっぱりなという気にしならない
同志たちよ共に願おう
リア充爆
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