俺は絶対に王道を行かない

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― ――― ―――――― 眩しすぎて閉じた目をゆっくりと開く 「…最悪だ…最悪のパターンだ…」 たどり着いたそこはあの時と同じ魔方陣の上 石で出来た部屋 魔方陣の周りを囲む燭台のロウソクの灯 体全体を覆う白い服を着た者たちと鎧を身につけた兵士のような者たち そして 中央に立つのは 「ようこそいらっしゃいました。エルト王国へ。」 白に近い金色の髪を腰まで真っ直ぐに伸ばした碧眼の美少女 おそらく俺たちを喚んだ、いや、正しくは勇士を喚び間違って俺まで連れてきてしまった張本人だろう 全くもって 「最悪だ…」
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