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「大部、慣れましたわ。一人暮らしって慣れると楽しいですねー。」
少し重たい荷物の入った鞄を斜め掛けしながら自転車を進める。
「でしょー。私も離婚して一人身に戻りたいわー」
あははっと笑って、楓さんと別れた。
家に着いてご飯を食べて、明日の準備をしてお風呂に入っている時、ふと貴方の顔が浮かんだ。
今日、ちょっとだけ喋れたなぁ。
もっともっと話してみたいなぁ。
なんだか仕事に行くのが楽しみだなぁ。
その気持ちが恋の始まりだという事に気が付いたのは、それから3日後だった。
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