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「それ、好きなんじゃないの?」
仕事終わりの帰り道、楓さんに貴方の話をしていた時。
ふと、楓さんが言った。
「へ?」
あたしは暫くしてから間抜けな声をあげた。
「だからー。あんた、もしかして渡辺さんの事好きなんじゃないの?」
好き?
好き?
あたしが?
渡辺さんを?
「えー!!!ないない、ありえへん!!!だって年が違いすぎるし」
必死に否定。
あたしがそう思うのは無理もない事。
あたしは22歳。
貴方は37歳だった。
確かに人間的に好きではあると思うけれど、それが恋とかではないと思うのだけれど。
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