本編

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「何の悲鳴かと思ったら…」 「起きたみたいだな?」 先程の俺の悲鳴を聞いて駆け付けたのだろう、金髪と同様の色の尻尾が生えた少年と目を輝かした茶髪の青年がテントの幕を捲り上半身をひょこりと出してこちらを見ていた 「あ…はい」 「んなかしこまんなって!あ、俺はジタン・トライバルだ!よろしくなっ」 「俺はバッツ・クラウザーだ。バッツでいいぞ?」 少年、ジタンと青年、バッツはそれぞれ自己紹介すると先程ルカトに武器を突き付けていた青年に視線を向けた 自己紹介しろ、と言わんばかりの視線で 「…、スコール・レオンハートだ」 「……あ、はい、よろしくお願いします!」 ルカトは慌てて頭を下げた 「……………って、あれ」 ルカトはゆっくり顔を上げると緩く首を傾げた 「…俺…何で、ここにいるんだ…?っていうか、ここどこ?何でテント!?」 確か俺は、週末にブリッツの決戦を控えてて…今日はそのための練習をしていて、んでもって今日に限って頭痛が酷くて…でも風邪でもないし、熱とか出てた訳でもないし、練習を休む訳にはいかなくて、練習していたのはいいものの…パス回しでこちらに飛んできたボールに気付かず思い切り顔に打撃して……、ん?こっから覚えてないぞ…
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