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2次元の「其れ」は
3次元の「存在」に
拠って在るものだから、
だから
「其れ」の持ち主は
「其れ」を、率いて
傍らから離れていった。
予感だ。
多分、君の影を追うんだろう。
それはつまりは、
君を追うと謂うことだ。
チリ、と
指先が痺れた。
信号。
伸ばせ
つかめ
止められた歩みに
慣性が風をなびく
ちりん
鈴の音?
腕を取られて俺を見る君の
首から覗く、
「だれ?」
「…え?」
「離して」
「えっ、あ、ごめ…」
「ふ」
僅かに息を漏らして
君は弛んだ俺の手をすり抜けた。
ちりん、と
また音を立てながら。
首に結び付けられた銀の鈴。
ひどく、
背徳的に感じた。
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