プロローグ

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春の柔らかな日差しと、穏やかな風を浴び、初々しく輝いているのはそう。俺。 俺の名前は三井 涼太。 最近社会人デビューし、それに準じて一人暮らしデビューも図った頭のキレるいい男だ。 社会人、つまり俺は大学のバイト地獄を抜け出し、正社員として晴れて職に就いた訳だ。 だけど流石に大学通いながらのバイト生活、貯金は雀の涙程しか無く。 いずれ分割で返していくからと無理を言って、親に借りたお金で安いマンションを購入したんだ。 そして今日、引越しの日。 俺は我が城となるマンションの前に訪れていたのだ。
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