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「まぁ…ありがとうね。」
優しい笑顔でお礼を言ってきた初老の女性に軽く一礼をする。
龍と部長にもお茶を出し、改めて一礼して部屋でも行くかと思ったら…
「貴女が……“炎雷の魔女”さん?」
女性の言葉に目が合う。
「えぇ…そうですが?」
「こんな綺麗なお嬢さんが魔女なんて思えないわ。」
「ありがとうございます。」
「騎士さんもいらっしゃるのかしら?」
女性の言葉に部長が倭月を呼び、私の横に来た倭月が一礼する。
「まぁまぁ、ハンサムね。私がもっと若かったら良かったのに。」
女性の言葉に照れる倭月に呆れる。
「ルルーフ部長さん」
「はい。」
「依頼内容は、このお二人にも聞いてほしいの。いいかしら?」
「わかりました。」
(この女…)
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