FILE22 養育院依頼

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「他にPPPの子がうちの院にはいませんので、お友達に何かされたのかと思って聞いても…答えてくれなくて……。O地区の区役所の方が話しても駄目でしたので…軍警組織ならPPP部があると聞きましたので…」 トンラが腕を組み考える。 龍が口を開いた。 「そのPPPの子から引きこもった理由を聞けばいいのですか?」 「はい。出して戴けたら嬉しいのです。」 ルイトはジッと羽地崎を見る。 トンラは一呼吸置いて、後ろに立つ圭とルイト、そして龍を見る。 「お前たちはどう思う?」 「俺は受けるべきッス!」 圭の言葉に龍を見るトンラ 「龍は?」 「会ってみないと分からないですので、良いかと…」 トンラがルイトを見る。 「ルイトは?」 「……。」 羽地崎と目が合うが、羽地崎は首を傾げて、ルイトは目を軽く閉じ 「……いいよ。受ける。」 「わかった。羽地崎さん、依頼を受けましょう。」 「本当ですか?ありがとうございます。」 深々と頭を下げる羽地崎
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