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「他にPPPの子がうちの院にはいませんので、お友達に何かされたのかと思って聞いても…答えてくれなくて……。O地区の区役所の方が話しても駄目でしたので…軍警組織ならPPP部があると聞きましたので…」
トンラが腕を組み考える。
龍が口を開いた。
「そのPPPの子から引きこもった理由を聞けばいいのですか?」
「はい。出して戴けたら嬉しいのです。」
ルイトはジッと羽地崎を見る。
トンラは一呼吸置いて、後ろに立つ圭とルイト、そして龍を見る。
「お前たちはどう思う?」
「俺は受けるべきッス!」
圭の言葉に龍を見るトンラ
「龍は?」
「会ってみないと分からないですので、良いかと…」
トンラがルイトを見る。
「ルイトは?」
「……。」
羽地崎と目が合うが、羽地崎は首を傾げて、ルイトは目を軽く閉じ
「……いいよ。受ける。」
「わかった。羽地崎さん、依頼を受けましょう。」
「本当ですか?ありがとうございます。」
深々と頭を下げる羽地崎
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