FILE23 ミシロ

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翌日 昼食が終わりであろう時間 O地区 養育院・天使院前 紅いロフバ(低空バイク)と黒のロフカ(低空車)が止まる。 (タイヤは無く微粒子で動き進む乗り物が主流) サングラスを外しロフバから降りると、龍と部長がロフカから降りてきた。 「作戦…分かっているよね?」 トンラと龍の頷きに口元に笑みを浮かべる。 左耳にある紅いシンプルなデザインのピアスを触れる 「頼みますよ。」 『任せろ。俺を何だと思っている。』 聞こえる倭月の通信の声 「んー…馬鹿…」 『あのなぁ…』 「だけど、使える奴って信じてるから任せたんだ。」 『え?』 「んじゃ。」 通信を切ると、微笑む部長と龍に頬が熱くなる 「何?」 「いいえ。」 眼鏡を直して、タッチパネルを操作する龍 「いやな。いい感じのコンビになってきたと思ってな。」 部長の言葉に軽く咳払いをする。 「別に良くないし。それよりも今は任務!」 「はいはい。」 義父さんのからかいはムカつく。
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