FILE23 ミシロ

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天使院に入ると校庭があり、子供達に囲まれている羽地崎がいた。 近づこうとしたが、職員の男女2人に止められる。 「あの、軍警員の方が何故?まさか、刑事部ですか?」 「いえ…」 トンラが証(軍警手帳)を出すのと合わせ、龍とルイトも出して開く ルイトと龍の紫色の石にVAPTが彫られ、トンラは透明の石で彫られている。 「PPP部の者です。」 トンラの言葉の後、羽地崎が近づいてきた。 「お待ちしていました。軍警員さん達」 一緒に来た子供達が龍、ルイト、トンラを見る 「ほら、皆さん…ご挨拶なさい。」 「こんにちは!」 子供達の挨拶に微笑むルイトに子供が直ぐ集まった。 トンラと龍には集まらないのは…… 大人だからだろう。 「こらこら、すみませんね。篠芹さん」 「いえ…」 「あら?騎士さんは?」 「あいつは、急遽の要請でそちらの対応へ向かいました。」 「大丈夫なのですか?」 「あいつはPSですし、PPPの万引き犯を1人捕まえるだけですから。終わったら合流しますので……」 「そう。ごめんなさいね。忙しいのに。」 「大丈夫です。こちらは依頼があり大事ですから。」
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