FILE23 ミシロ

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口元に笑みが浮かぶ かかった! 「あれ?おかしいですね?私はPPPですか?と聞いていませんよ?何故、能力とすっ飛ばした質問を答えられるんですか?」 ロテの前に回り込む 龍と部長と私とロテ以外に誰もいない廊下 「…っ…」 黙りこむロテに微笑む、ロテは睨んでくる。 「知っています?質問のペースを速めると、人間って早く答えなきゃと感じて、嘘をつけず早く素直に答えるんですよ。」 「……そっちがペースを…」 「私は言いましたよ。ご気楽に…と。」 「それ…は…」 「何故、そう動揺なさっているんですか?」 「……」 「あぁ……」 ロテの耳元に口を寄せる。 「隠し事があるからですね?」 「っ!な…ないです!」 離れたロテに微笑み 「いいんですよ。隠しても意味ありませんから……」 「えっ?」 ロテの頭に後ろから手を置く龍 「まさか!」 「彼、サイコメトリー(残留思念)なんです。」 「やっ、やめて!!モルモットで軍警の犬の癖に!!」 ドン! 龍の手を払ったロテの手首を握り、ロテを壁に叩きつける。 「アンタにPPPの何が分かる。」 ロテの顔に怯えが見える 「彼にした行為、立派な公務執行妨害ですよ。」 「……っ…」 「ルイト…」 部長の声が聞こえ、ロテを離す。
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