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「はぁ……」
夏用のブレザーから煙草を出すが、出したのが最後の1本
「はぁ、切れたし。」
「篠芹!俺が買ってくるよ!」
「は?」
「それ、Pパープルのメンソール6ミリだよな?1カートンくらいいるか?」
「そんなにいらない。」
「じゃあ、3つくらい買ってくるな!」
「待て。財布は…」
「いいって!んじゃ!」
そう言って走ってオフィスを出てった倭月
「おいおい。」
「ご機嫌取りですね。」
「だな!」
笑う部長と龍を見て、火を点けて紫煙を吐きながらオフィスの出入り口の扉を見やる。
「分かりやすい奴。」
もう怒りは消えた。
また煙草を吸い、紫煙を吐きながら灰を灰皿に落とすと…
オフィスの扉が開き、キチンと制服を着ている軍警員が現れた。
「PPP部さんにお客さんです。」
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