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『おじいちゃん､ただいま｡』
祭りが終わり早紀さんとヤクモさんと別れ家に辿りついた｡
『おかえり､楽しんできたかい？』
『うん､おじいちゃんこれお土産｡』
僕は帰りに買ったタコ焼きと焼きいかをおじいちゃんに渡す｡
『わざわざありがとうな｡セイタ､ちゃんと自分の分も買っているだろうな｡』
『ちゃんと買ったよ｡ほら｡早紀さんにも沢山買ってもらったし｡』
僕はおじいちゃんに袋いっぱいのお菓子と仮面ライダーのお面を見せた｡
僕はいつも自分の物じゃなくておじいちゃんへのお土産にお金を使うからおじいちゃんはそれを心配していたのだと思う｡
『僕､部屋に行くね｡』
『着物は綺麗に畳むんだぞ｡』
僕は大きな袋を片手に自室に向かった｡
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