思い出と、今と、独り言、

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『ん………あれ……』 話をしている間に寝ていたようで、僕は机の上で俯せになっていた。 『浴衣……どうしようかな。』 結局脱がずにいた浴衣をどうするか考えたが寝起きの頭は二度寝する事しか考えられなかった。 『セイタ、寝るのなら布団で寝るんだ。それと二度寝する前に私を降神してくれ。』 『ん……式神…降神……おやすみ………』 布団の上でカミカゼを降神し二度寝を始めた。 薄れていく意識の中で聞こえたのはカミカゼの声だった。 『ん、これはなかなか……かっこよいではないか……』 『うまい……いかんな……セイタの分まで食べぬようにしなければ………』 お面で遊んだり、お菓子をおいしそうに食べるカミカゼを見て僕は眠りについた。 (カミカゼよ。何をしておるのだ?) (お…和尚!?こ…これには深い訳が……!) (ほっほっほっ、セイタに話さねばならんな。) (和尚!?そ、それだけは!?)
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