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街には大きな門と小さな門があり、門の前にたくさんの人が並んでいた
僕達はとりあえず最後尾に並び、順番が来るのを待つ
「ちょっとかかりそうだねー?」
「ねー?」
よいしょ、とハルを抱え直す、と
「パーパ、ハリュ、歩くー?」
「ん?ハル?」
「ハリュ、おもくにゃい?」
コテン、と小首を傾げながら
「ハリュ、歩くー?」
と、聞いてくるので僕はハルの頭を撫でながら言う
「ハルはパーパの抱っこ、いや?」
僕の言葉に、ぶんぶんと首を振り、
「パーパしゅき!」
言いながら満面の笑顔でギュッと抱き着くハル
僕はクスクス笑いハルを撫で、
「よしよし、僕もハルが好きだよ」
ギューッとハルを抱き締める
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