3、街に着いて

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街には大きな門と小さな門があり、門の前にたくさんの人が並んでいた 僕達はとりあえず最後尾に並び、順番が来るのを待つ 「ちょっとかかりそうだねー?」 「ねー?」 よいしょ、とハルを抱え直す、と 「パーパ、ハリュ、歩くー?」 「ん?ハル?」 「ハリュ、おもくにゃい?」 コテン、と小首を傾げながら 「ハリュ、歩くー?」 と、聞いてくるので僕はハルの頭を撫でながら言う 「ハルはパーパの抱っこ、いや?」 僕の言葉に、ぶんぶんと首を振り、 「パーパしゅき!」 言いながら満面の笑顔でギュッと抱き着くハル 僕はクスクス笑いハルを撫で、 「よしよし、僕もハルが好きだよ」 ギューッとハルを抱き締める
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