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あるところに14色の虹が住んでいました。
14色というのは、ふつうの虹の7色に、黒 焦げ茶 深緑 濃紺 濃赤 紫そして灰色の7つの色が加わったものです。
14色の虹は夜にしか現れません。
もともとは7色の虹だったのですが、ある時、太陽に恋をしてしまいました。
あまりに太陽に近づき過ぎたためやけどをして7つの色が加わったのです。
昼に現れるとやけどのあとがヒリヒリと痛むので、困った虹の神様が夜にしか現れないようにしてくれました。
誰でも満月の夜に大きな大きな滝の上に行けば会うことが出来ます。
しかし、残念な事に見た目には7色の虹にしか見えません。
当たり前でしょう。
暗い7つの色は夜に溶け込こんでしまうのですから
ーENDー
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