大刀

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凄まじい衝撃を受けて、床は砕け、破片が飛び散る。 そして、統馬の全身を覆うほどの塵が舞い上がった。 「な、何をするつもりだッ!?」 「へ、ドンピシャだ。」 舞い上がった塵を掻き分けて、刃毅の無明刃が統馬に迫る。 塵を振り払いながら飛ぶ斬撃の軌道を、統馬は確かに捉えた。 塵で斬撃の…空気の流れを読み、位置を捉えたのだ。 「見えりゃあこんなモン…恐れる必要はねぇ!」 木刀を振るい、生じた剣圧で斬撃を打ち消す。 「ま、まさかこんな力業で破られるとは…!」 自身の技を打ち破られ、少なからずショックを受ける刃毅。 「今度はこっちの番だぜ。」 「っ!?」 未だ舞い上がる塵の中で、統馬の影が消え失せる。 「き、消えた!?」
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