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微笑みながら、一沙は美雪にそう返した。
「ところで、残っているのはお前達だけなのか?統馬やテツは?」
「それは…」
美雪は一沙に今までの事を話す。幻夢一族の事、校内に散らばった奴らの事、それらを討つために別行動をとった事、全てを話してやった。
「なるほど…。幻夢一族か…運のない奴らよ。よりにもよってこの学校を選ぶとは。」
別の学校なら、七志達に討たれずにすんだモノを…と、一沙は思った。
「それで…お前達は残りの奴らを捜しに行くのか?」
「いや…あとは統馬達にまかせる。」
「そうか。彼らの実力ならば、きっと戻ってくる。それを信じて待つか。」
一沙の言葉に、七志と美雪は大きく頷いた。
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