序章:葉月と心

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しばらくぼーっとしてるとお風呂が沸いたことを知らせる音がなる。 さて、今度こそ入ろう。 服を脱いで洗濯機に入れる。 そういえば誰も帰ってこないからもう洗濯機回しちゃっていいんだよね。 洗濯物を干すのは朝でいいかな。 取り込むのは夕方……。 あ、そういえば帰ってきて洗濯物取り込んでないね。 うぅ、全部自分でやることがこんなに辛いなんて……。 新谷すごいな、って思う。 でも私も一人暮らししたらこうなわけで。 まぁ、考えるのは後だよ。 お風呂お風呂!! 入ってすぐに鏡がある。 全身が見える。 新谷の裸、全部……。 「うわぁ……」 思わず声がでる。 同じ女なのにここまで違うんだね。 胸はなんていうか、大きいだけじゃない。 形もいい。 それに、無駄なお肉が付いてない。 胸は別としてね。 同じ女でも見蕩れちゃう。 まぁそれだけなんだけど。 羨ましいとは思わない。 私は普通が一番だから。 こんなに綺麗じゃなくていい。
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