異世界の地

3/4
前へ
/9ページ
次へ
意識が途切れそうな時だった。 「おい!」 誰かの声がした。 私はその声でゆっくり目を開ける。 そこには1人の女の子…?が目の前にいた。 「おい、大丈夫か?」 その娘は心配そうに私を見つめる。 「…はい…なんとか…」 「……とりあえずすぐそこの宿に行く。 立てるか?」 私はその娘の肩を貸して貰いながら立ち、歩き出す。 …この娘も変わった格好だな。 今思ったケド…中国みたいな服装。 …なんてゆーの?チャイナドレスみたいな。 そう思ってる間にも、宿?に着き部屋に行く。 部屋に着いた瞬間、女の子は暖かそうな羽織をくれた。 軽くお礼をいい、羽織を着て、ベッドに座る。 一方の女の子は椅子に座った。 「…お前…よそ者か?北甲国は初めてか?」 「ほっかんこく?やっぱり日本じゃないの?」 「…日本?聞いた事ねぇな」 「いや、ほっかんこくも聞いた事ないッス」 「…じゃあどうやって来たんだ?」 どうやってって…気づいたらいたみたいな…。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加