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意識が途切れそうな時だった。
「おい!」
誰かの声がした。
私はその声でゆっくり目を開ける。
そこには1人の女の子…?が目の前にいた。
「おい、大丈夫か?」
その娘は心配そうに私を見つめる。
「…はい…なんとか…」
「……とりあえずすぐそこの宿に行く。
立てるか?」
私はその娘の肩を貸して貰いながら立ち、歩き出す。
…この娘も変わった格好だな。
今思ったケド…中国みたいな服装。
…なんてゆーの?チャイナドレスみたいな。
そう思ってる間にも、宿?に着き部屋に行く。
部屋に着いた瞬間、女の子は暖かそうな羽織をくれた。
軽くお礼をいい、羽織を着て、ベッドに座る。
一方の女の子は椅子に座った。
「…お前…よそ者か?北甲国は初めてか?」
「ほっかんこく?やっぱり日本じゃないの?」
「…日本?聞いた事ねぇな」
「いや、ほっかんこくも聞いた事ないッス」
「…じゃあどうやって来たんだ?」
どうやってって…気づいたらいたみたいな…。
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