プロローグ

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「よう、匠。まさか、女連れとはな。」 そう言って刀を抜く。 斬り合いが始まった。 「危ないから下がってろ。 いいか、お前は走 れ。 この道を出ると街にでる。 街の中に、松 屋っていうところがある。 そこで待ってろ。 木 城の連れだと伝えれば案内してくれるだろう。 わかったら早く行け。」 私は訳がわからなかった。 でも、このままここにいたら間違いなく斬られ る。 「何してる!早く行け!」 彼の言葉に、私は足が動いた。 とにかく走った。
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