プロローグ

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不思議なことに、おじいさんの家はいつも綺 麗だった。 誰も出入りしていないのに、ホコリ1つさえ もなかった。 これも、『秘密の道』の中にあるからなの か、そんなことも気にせずに私は家に入っ た。 そして、仏壇に手を合わせ出ようとした が、1つ気になったことがあった。 それは、2階だ。 2階は一度も行ったことがない。 今まで何度か足を運んだが、部活の朝練があ り時間に余裕がなく行けなかった。 今日こそはと思い、階段を探した。
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