第四話・いよいよ生徒会?

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授業中、どうにも気分が悪くなり保健室で横になることにした。 まあ折れた指の方は今は包帯を軽く巻くだけだし体もダルいだけでそこまでではない。 問題なのは精神面なんだろうな。 自習になっていたせいで、色々話が聞こえてしまった。 盗み聞きが趣味とかそういうのはないけど家族の事を数名の女子が話していた。 うちの親父は汚いとかお母さんが勉強勉強ってうざいとか。 それをさもくだらないことのように話している事がどうにも気になってしまった。 「拓真、私が来たからもう心配するな。今、君の為の医療チームを各国から……な、何故泣いているんだ?」 「べ、べつに泣いてないよ。つうか桃香も授業でしょ。さ、サボるのはよくないよ」 油断した、どうやら涙が出ていたようだ。 桃香ははぁ、と大袈裟に溜め息をついてみせた。 「君は女々しい。大体の事情は察した。本来ならこの手は使いたくなかったがこうまでなら仕方ない」 「ちょ、ちょっと……」 俺の呼び掛けにも反応せず行ってしまった。 もしかして泣きながら自慰をしていたとか思われたのか。 だったら最悪だ。 確かに学校のホテルといえば俺は保健室と答えてしまうぐらいの知識人だがそこで虚しく自慰をしているなんてことを思われるのは酷く不愉快だ。
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