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「転校生も運が悪いわね」
氷柱のような声色が恐怖が増加させられる。だって近いし怖いのだから!
「わ、私をどうするつもりなの!?」
「決まっているでしょ?」
決まっているもなにも知らないよ!早く答えてよ!
「実験よ」
てっきり暗殺とか思ったから一瞬ホッとはしたけど、すぐにまた恐怖ゾーンへと戻った。
実験って何よ!?私何されるの!?
「じ、実験って………何されるのかな?」
「簡単だわ、記憶消失の実験よ」
簡単ではないでしょ!?それとそんな真顔で言わないで!
「実験内容はとにかく頭を殴っては病院に連れてって、ここはどこ?私は誰?と言ったところで成功よ」
「私の存在すら消失されているの!?」
「それに貴女にとっても悪くない話なのよ?」
「どこが!?今の話でどこに私が得するの!?」
自分の存在すら消えているのよ!?下手したら廃人なっちゃうよ!
「だって、もしかしたらイケメンドクターに看護されるのよ?いずれはハッピーエンドになるのだし悪くないでしょ?」
「医者全員がイケメンとは限らないでしょ!それとそこにたどり着くまで失う物が多すぎでしょ!?」
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